みなさま、夏休みはいかがお過ごしですか?
学生さんは夏休みも中盤、会社勤めされている方は、今日からお盆休みですね。
今年は緊急事態宣言下ということもあり、いろんなところへ出かけたりというのもなかなか難しい現状ですが、そういう時、おうちでのんびりしたり、普段できなかったことをする!といった過ごし方もいいと思います。
そこで、今年の夏休みは、やらなきゃいけないとわかっていても、なかなかできないこと「自転車の全体点検をする」というのはいかがでしょうか?
日常、毎日のように使っている自転車を自分でメンテナンスするのは、分からないことも多いし、
最近、自転車を漕ぐのが重いと感じるようになったり、気にはなっていたけど、そのまま乗り続けているという方も多いと思います。
今回は、その「自転車の点検」について、サイクルオリンピック新座店を直撃!
自転車屋さんの点検ってどんなことをするの?実際に点検している様子や、おうちでできる「乗車前点検」のポイントなどを教えてもらいました。
自転車屋さんの点検といっても、どこまでやってくれるの?
気になっているところは、直してくれるの?など、意外とわからないところだと思います。
自転車屋さんの点検は、ずばりご自宅などで簡単にはできない部分も細かくチェック!
専用工具を使用して、安全に快適に乗れるかどうかのチェックをしています。
☑ 車輪の振れやガタツキチェック
たとえば、車輪に振れやガタツキがないか・・・
ガタや振れが出てしまっていると、走行中に安定して走れなくなったり、いきなり車輪がストップしてしまったり、状態がひどいと大きな事故にもつながります。
なかでも一番多いのが、車輪がまっすぐに回転せず、グネグネと振れてしまうこと。
最近では、前車輪をレールに入れて、とめる駐輪場がほとんどになっています。
前車輪を固定した状態で、自転車を動かしたり、倒れたりすると知らない間に、車輪が振れてしまっているということも多いので、走行中に違和感を感じたり、心当たりのある方は、早めに相談しましょう!
☑ クランクのゆるみ、ガタツキチェック
クランクとは、ペダルがついている、いわゆる自転車を漕ぐ部分です。
こちらも、異音やガタつきがないかをチェックします。
ここは細かな部品が集まっている部分で、自転車にとっても、重要な箇所。
万が一、ゴリゴリというような金属音が出ている場合は、細かな部品が破損していることがあります。
そうなる前に、ゆるみやガタツキなどを定期的にチェックする必要があります。
☑ 変速のチェック
普段なにげなく使用している自転車の変速、坂道が多い新座店の周辺地域では、変速付き自転車でギアを軽くして利用されていたり、何かと使用する頻度が多いかと思います。
変速を使っていてるのはもちろん、使っていなくても点検や調整が必要です。
変速のワイヤーが伸びていたり、変速にずれがある場合は、走行中の異音発生にもつながる為、ここもしっかりとチェックします。
☑ ブレーキのチェック
ブレーキの効き、弱くなっていませんか?
ブレーキのワイヤーが伸びていたり、パッドがすり減っていると、咄嗟にブレーキをかけても止まることが出来なかったり、坂道でブレーキが効かない!ということもあります。
なんとなく、ブレーキが効かない気がする…
ブレーキをかけると変な異音がする…
その「なんとなく」の気づきが大事です!
ブレーキが効かないということは、大きな事故につながる可能性があり、人の命に関わる部分でもあります。
自分の自転車は、大丈夫かどうか、修理が必要な場合は、早めに対応しましょう。
☑ タイヤやバルブのチェック
タイヤの空気補充はもちろん重要ですが、タイヤの状態や空気を入れるバルブの状態もチェックする必要があります。
タイヤの溝が薄くなっている、亀裂や穴か開いているなどの症状がある場合は、走行中のパンクにつながる恐れもあるので、早めに交換することをオススメします。
また、パンクの原因として一番多いのは、バルブの虫ゴム劣化による空気漏れ。
虫ゴムは、タイヤの空気が漏れないよう蓋をする役割があります。
部品自体は、かなり小さなものなので、夏場の熱や空気圧に負け、穴が開いてしまったり、点検せずにそのままにしていると虫ゴム劣化が原因でパンクしてしまうということも多いです。
そのため、定期的にバルブを抜いて、チェックする必要があります。
しかし、一度バルブを抜くということは、タイヤの空気を全て抜くということになるので、おうちで定期的に行うには、手間になってしまう部分でもあります。
そういう時にオススメなのが、「虫ゴムがいらないバルブ」スーパー虫ゴム!
こちらは、名前の通り、劣化しやすい虫ゴムがもともと使われていないバルブです。
定期的なバルブチェックが難しい方は、虫ゴムが劣化する前にこちらに変えておくと、パンクの防止にもつながるためオススメです。
パンクが気になるという方は、ぜひ一度スタッフにご相談ください!
他にも、ハンドルやサドルの高さが、使われる方の体格に合っているかなど、
実際に使用される方が少しでも、快適に安全に自転車をご利用いただけるようにチェックするというのも大切なこと!
特に学生さんは、成長期もあるため、身長が伸びて、前よりも漕ぎにくいということもあります。
サドルはご自宅で調整できるものが多いですが、ハンドルはほとんどの場合、専用工具が必要です。
低すぎるのも、漕ぎにくいという原因になるので、買ってから一度も調整していないという方は、ご相談いただくことをお勧めします。
新座店 店長からのコメント
自転車は、乗る、乗らない関係なく、部品が劣化してしまったり、調整が必要な乗り物です。
見た目に異常がなくても、定期的な全体点検をすることで、細かなネジのゆるみや、消耗品が劣化しているなどの確認もすることができます。
自転車を長く、そして安心、安全に使い続けるためにも、今の自転車の状態を把握すること、
そして今すぐ修理や交換でなくても、今後修理が必要となる箇所を事前にわかっておくことが大切です。
毎日乗る方も、そうでない方も、最低でも1年に1回は点検にお持ちいただくことをオススメします。
少しでも異常を感じたら、できるだけ早くご相談ください。
また、埼玉県では自転車損害保険等の加入が義務化されています。
サイクルオリンピックでは、『TSマーク』 自転車向け保険 (赤色マーク)の加入が可能です。
自転車安全整備士の資格をもったスタッフが、あなたの自転車をしっかり点検!
TSマークは年に1度、自転車整備店でしっかり整備を受けることで、加入でき、傷害保険と賠償責任保険、被害者見舞金がついた自転車保険です。
更新するたびに、定期的な点検が出来るので、安全快適に自転車を利用することが出来るのはもちろん、点検時期の目安が決められるのも大きなメリットにもなります。
詳しくは、お使いの自転車をお持ちの上、店内スタッフまでご相談くださいませ。
自転車乗車前に行う点検の合言葉として、よく言われるのが、「ブ・タ・は・しゃ・べる」。
ブ:ブレーキのチェック
・ 前後のブレーキは聞くかどうか
・ ブレーキの異音はするかどうか
タ:タイヤのチェック
・ タイヤの空気は十分に入っているかどうか
・ 表面がすり減っていたり、刺さりものはないかどうか
は:反射板のチェック
・ 反射板はきちんと取り付けてあるかどうか(前後車輪、ペダルなど)
・ 反射板がくもっていたり、見えなくなっていないか
しゃ:車体(ハンドル・サドル・チェーン)のチェック
・ フレームに亀裂やサビが発生していないか
・ ハンドル、サドルまわりにガタツキはないか
・ ハンドル、サドルの高さは自分に合った高さかどうか
・ チェーンがサビていたり、伸び、破損はないか
・ チェーン周りに異音はないか
ベル:ベルのチェック
・ ベルは破損していないか
・ ベルはきちんとなるかどうか
この合言葉を覚えて、「乗車前点検」!
自分でも簡単チェックしてみましょう!
自転車を安全に快適に乗るには、定期的な点検が不可欠です。
本当は気になっていたことも、そのまま乗り続けてしまうと、大きな事故につながるも可能性があります。
そうなる前にじっくり自転車を観察して、気になるところがあれば、すぐに自転車屋さんへ!
サイクルオリンピック新座店でも、今回ご紹介した自転車の全体点検はもちろん、TSマーク自転車保険の取扱いも行っております。
夏場は自転車の空気も特に抜けやすい時期なので、自転車でお困りのことがありましたら、お気軽にスタッフまでご相談ください!
サイクルオリンピック新座
住所 埼玉県新座市中野2-1-38
電話番号 048-479-2824
営業時間 3~10月 10:00~18:30
11~2月 10:00~18:00
定休日 木曜日 ※定休日が祝日の場合は臨時営業
最寄駅 新座駅北口:新座駅 北入口(バス停)から所沢駅東口行のバスに乗り、「中野」下車、オリンピックおりーぶ新座店までの徒歩約8分。
志木駅南口:志木駅 南口(バス停)から新座団地行きのバスに乗り、「団地南」下車、オリンピックおりーぶ新座店まで徒歩約10分。
駐車場 約1500台